
photo credit: investmentzen Home Ownership via photopin (license)
不動産投資で印紙税の次にかかるのが登録免許税。
建物や土地の「登記」をする時に必要な税金です。
今日はその登録免許税についてまとめます。
どんな税金なの?
登録免許税はこの建物や土地の所有者は誰々ですって公の帳簿(登記簿と言います。)に記載して、誰に権利があるか誰にでもわかるようにするための「登記」をする際にかかる税金です。
また、銀行にお金を借りて行うのが普通(現金で払っちゃえばいいんですが。)ですので、その際に銀行は土地と建物を担保に取ります。
その際「抵当権」っていう、いわば借金の返済ができなくなったら、その不動産を売却してその代金を優先的に返済に充ててもらいますっていう権利を登記簿に記載するのです。
この登記にも登録免許税がかかります。
登録免許税の種類
土地を購入して、新築の建物を建てる場合と中古の建物と土地を購入する場合を含めると4種類の登記があります。
土地の所有権移転登記、新築建物の登記である所有権保存登記、中古建物の場合は建物の所有権移転登記、そして抵当権設定登記です。
それぞれの税率は
土地の所有権移転登記 : 固定資産税評価額 × 15/1,000(1.5%)※
新築建物の所有権保存登記 : 登記官が決めた金額 × 4/1,000(0.4%)
中古建物の所有権移転登記 : 固定資産税評価額 × 20/1,000(2%)
抵当権設定登記 : 債務額 × 4/1,000(0.4%)
※平成29年3月31日までの軽減措置で本当は20/1,000(2%)です。
例えば
例えば、6,000万の中古アパートをフルローンで購入した場合、ざくっと土地価格が4,000万、建物が2,000万だとすると、固定資産税評価額は大体時価の7割程度なので
土地の所有権移転登記 : 4,000万×0.7×0.015 = 42万
建物の所有権移転登記 : 2,000万×0.7×0.02 = 28万
抵当権設定登記 : 6,000万×0.004 = 24万
で計94万円の税金がかかります。
結構な価格ですよね(^^;
これに実際は司法書士さんに手続きを頼むので10万から15万位、報酬を払うことになります。
まとめ
最初に見積もってもらわないと払うのが結構大変なので、契約の際に確認した方が良いです(^^